ご機嫌で調子に乗るのはいいけれど…。
自己肯定感というのは大事だと、ハハは常々思って子育てをしてきたので、事あるごとに、
さ→流石だねぇ!
し→知らなかった!お母さんにも教えてくれる?
す→すごいじゃん!
せ→正解!
そ→それ、すごくいいと思うよ!
と言ってきました。今考えたこじつけですが概ねこんな感じ。
これが今の所はうまくいっている気はするのですが、調子にのっているはなくんは、簡単簡単!と言いつつ計算ミスをするので、間違えたらもう1ページ追加されまーす!と緊張感を持ってもらうことにしました。
特に分数が登場して以来その傾向が強くなりました。掛け算や割り算で約分していき、ごちゃついたところでかけ忘れた数字があったり、身の丈に合わない暗算をするので、確実にやった方がいいんじゃない?行間をあけたほうがいいんじゃない?もっとスペースを広く取って計算すればいいんじゃない?一問ごとに、式を立てたら計算する前に数字や単位は確かめて、最後に何を聞かれているかは読み直したほうがいいよ!追求しだしたらとキリがありません。
人間とはミスをする生き物だからこそ機械を扱う現場でも指差し呼称があるわけですし、確認を習慣づける仕組みがミスを減らすことに繋がります。命ではないにしても、受験は1回のテストだけで合否が決定づけられる残酷な世界だけに、早急に確認を習慣化したり、ミスを減らす工夫を身につけてほしいところです。考え方は合っているのに、時間もかけたのに、0点!寒気がする悲劇です。そう思う親心なのに…。
計算だけに限らず、ここはこうした方がいいんじゃない?とか、こういうやり方もあるよね?と教えてあげたいです。しかし、うまくいかなかった直後にハハが意見をすると碌なことになりません。←指摘された瞬間に自覚したとしてもはなくんが悔しさから立ち直れていないため素直になれない。
こちらとしてはアドバイスなのに、否定された!!と聞く耳持たずになってしまいます。頑張ったのに!!←うーん…。じゃあ確認は?確認を頑張ってほしいんですけど💢そんな精度の低い暗算やって何秒短縮できるの💢虚空を見つめて暗算に時間かかるくらいなら書いたってそんなに時間変わらないですから!身の丈にあったことをしろ💢ミスを減らしてほしいためハハは追い討ちをかけたくなります。でもこれを言ってしまったらもうおしまいです。ハハだってこんなこと後から上司にネチネチ言われたら叫び出したくなるもんね。脳内ではソコ違うだろーーー!!と絶叫しながら今日もよく頑張ったじゃん。ここ、明日もう一回一緒にやってみよう!でおしまい!!バトルする方が疲れる。
試行錯誤の末たどり着いたのは、ご飯を食べている時や、寝る前のタイミングでソコ違うだろーー!についての解決策を話しあうことです。
そういえばあの話だけどさー、こうしてみたらもっとうまくいくかもよ?やり方が悪いから失敗するのかもしれないよ?明日もう一回お母さんの言った方法で試してみてよ!とかいうと、素直になってくれるのです。疲れてきたり、お腹が空いていたりする時に話をしても人間碌なことがないよね、というなんとも単純な話だったのでした。
そういう人、大人でも多いよね?
プライドの高い重役がゴルフをしてお酒飲むと機嫌が良くなるのと同じなのでは…?ハハははなくんを接待勉強させてるということなのか…。はなくんを見ている限りでは、まだ自律、自立からは程遠い気がするので、ハハは重役秘書のような感じなのかもしれません。課せられたことをこなすスケジュールくらいは立ててほしいですが、今自分に何が必要なスキルか見通す力なんて、小学生には期待出来ないと思います。こちら側としてもどうしたらわかってくれるのかな?もっといい方法ないかな?と冷静に考える時間が必要だったりします。煮詰まってもお互い良いアイディアはでない!機嫌良く気持ちよくお仕事ならぬ、お勉強をしてもらいたいです。そのうち塾で追い詰められるかもしれないので、ハハは追い詰めないようにしないといけないな、とは思っています。スケジュールにしてもその都度修正は必要なのだし、ある程度は取捨選択をしてあげないと非効率的な気がします。
どんな大人になるんでしょうか。
はなくんの素直に認められない負けず嫌い精神は多分大人になっても根本は治らない気がしていますが、自分っていいな!と自分に自信を持って積極的に発言する姿や、好奇心旺盛な姿勢は尊敬しています。そのうち社会と折り合いをつけ、自分を客観的に見ることもできるようになるでしょう。親子の関係だからこそ素直になれずに甘えているところもあるだろうし、お友達からなにか指摘された時どんな反応をしているのか、気になるところです。塾でもお互いを認め合えるような仲間ができることを願っています。