ハナくんが受験に挑む話

2025年度2026年中学受験組 はなくんハハの心情

オンザロード

オンザロード2023

既に思考がオトナな小学生

逞しくなっていく子供達の姿を見て泣いてしまいました。しかし、どの子もものすごく賢そうなんだけど、、コレって一般像なの!?だとしたら驚愕ですよ。

ハキハキと夢を語ったり、後輩へエールを送る姿。努力して合格し、自信を手にして新たなスタート!なんてしっかりしてるんだろう…。衝撃でしかない。

遠い昔、ハハも中学受験をしたのですが、あの頃の自分とは違いすぎて尊敬しました。ハハは5年生になってから週2で個人の準拠塾に通うという、緩い体制で受験に臨みました。そもそも4年生頃までは授業はほぼ聞いておらず、消しゴムのカスを練るのに忙しかったし、それに飽きたら飽きたでやる事は山程あって、毎度毎度想像の世界に羽たいていました。そして朝の会の計算テストができなくて毎回隣の子に答えを見せてもらっていました。にも関わらずなぜか危機感も悲壮感も全くなかったし、夏休みの宿題は学校行く3日前くらいからやり始め、死にそうになりながら毎日1枚みたいなドリルを半日で埋め、読書感想文を書きなぐり、母親に写真をせびり、記憶絵日記をまるで当日のことのように書くという、はなくんに見られたら恥ずかしい以外の何者でもない姿。空想の世界に飛び立つ想像力はあるのに、少し先の自分の現実未来は予想できない。毎日計算やる、と言ってやるはなくんのなんと偉いことか。。

ハハの周りにも4年生からサピックス日能研に通い、たとえ学級閉鎖であろうとも日曜テストは受けるみたいな子が結構いたのですが、そういう子は教育熱心な家庭に生まれた一部の小学生であり、あんなにキラキラしてひたむきな感じではなかったし、捻くれていけすかない奴が多かった気がします。もしかしたら子供目線では今でもそう映るのかもしれないですが…

もちろんハハだって5年生からは算数と社会漬けでしたが元がひどかったのでやればやるほど成績が上がり、最後はなんだかそれがモチベーションのようになり楽しかった記憶があります。国語と理科は元々好きだったこともあり苦労しなくて済みました。

それにしても、自分の記憶の中にある小学生像と違いすぎてびっくりしてしまいました。なんでしょう、先輩の姿を実際に見て憧れてーとか、大学のOG訪問みたいです。精神年齢がオトナですよね。

ハハはそんな明確なビジョンは無かったですよ。

それがまさしく中学受験に向いている小学生像なのかなぁと感じました。少し先の現実未来を直視できる子ですね。

公立中高一貫校入試問題と私学の入試問題

オンザロードでも去年の私学の受験問題をいくつかピックアップして紹介してくださったのですが、対話形式で進み、誘導されながら解いていく形だとか、図やグラフから推理していく形などなど。とても面白いお話でした。

日頃どれだけ色々なところに興味を持っているのか、どれだけ考えているか。問題を正しく読み、今まで身につけた知識を上手に使い、論理的思考に基づいて解く。公立中高一貫の問題と似ていると思いました。公立中高一貫の問題については触れられてはいませんでしたが、総合的な問題が多いので、知識を総動員して考えなさいというメッセージがよりわかりやすい形で伝わってきます。

小学校の指導要領 

最近小学校の授業参観へ行ったのですが、グループ学習で意見を言い合ったり、グループで発表したり、あれ?小学生の時、こんなにプレゼンみたいなことやったっけ?大分教育方法が変わった?と感じています。そもそもPowerPointで発表したり、その場でクラス全員の回答を表示して共有するなんて、昔とは環境が違いすぎて比較すらできません。ネットワーク学習は素晴らしい取り組みですが、反面カリキュラムを詰め込みすぎのように感じます。教科書はカラーで一見とっつきやすいですが導入文章が多く、何が重要なのか昔より子供には少しわかりにくい気がします。昔はもっと教科書薄くなかったですか?

土曜日も学校はなく授業時間自体が足りない中、英語とパソコンまで加わり、行事もある。昔土曜日学校ありましたよね?毎週あったかどうかよく覚えていないですが…。みんなちゃんとついていけているとは思えないんですよね。うちの子達の小学校だけかもしれないんですが、宿題が少なすぎる。もしくは担任になる先生によってやることが変化しすぎ。はなくんのお兄ちゃんの時と比べても同学年でやっていた宿題量が全然違うので、結構不安になります。

受験勉強を勉強だとも思わず好奇心旺盛で全く苦になりませんという小学生は少ないと思いますが、少なくとも適性がある小学生の方が苦労なく土俵に立てるのかなと思いました。

ついていけない子

ハハはアルバイトで算数の家庭教師や数学と理科の塾講師をしていたんですが、分数の計算ができない高校受験間近な子、割合の問題で混乱し、先生、これは割り算?掛け算?と考えることを放棄してすぐ聞く中学受験間近の小学生、普通にいました。そんな生徒達は大抵ちょっと数量感覚がおかしく、そして計算力が不足しています。通分をやろうにもすぐに最小公倍数が出てこないし、2分の1で割るってことは2倍でしょ?というのもよくわからない。例えば30分が0.5時間というのもパッと出てこない。時計や数字、単位に対するイメージが欠如している感じです。そんな子供が関数を習ってもそれはちんぷんかんぷんで、できるわけないのです。

今更どうしろと!?今まで何見てた!!と親に詰め寄りたくなりますが、奮起のきっかけは人それぞれなので、本人が、友達もいくから自分も受験したいと言い出したので、、とか、数学がとにかく苦手で焦ってしまってなんとかしてください、とか。

わかんない、わたし頭悪いもん、と言ってくる子は大抵頭は悪くなく、原理が理解できていないだけです。勉強してこなかったんだから、計算が遅いのも問題が理解できないのもこちらからしたら当たり前だと思うのですが、本人は授業を聞いていてもわからないから頭が悪いんだ、、となってしまうんですね。そんなことで自己肯定感が低いのはちょっと可哀想です。わからないことをそのままにして、進んできちゃったからできないだけで、わからないことを下の学年から無くしていけば大丈夫だよ。とりあえず小学校の教科書持っておいで、というと、捨てちゃった…。え〜!?←ここら辺に問題がありそうだなと感じたのをよく覚えています。

基本は全て教科書に載っていることなので、小学校のテストで80点以下取ったことはないし、大丈夫大丈夫と進んではダメなんだと思います。あれは詰め込みすぎのカリキュラムでも満点が取れるように考えられた、基礎中の基礎しか聞いていない問題だと思うのでむしろ満点ではないことに危機感を感じた方がいいです。8割わかっているならいいじゃない、ちょっと勉強が苦手なのかな?の状態で2割の積み残しの時限式爆弾を抱え、やがてそれは色々な分野で発現していくので中2あたりで爆発し、高校あたりでどうせ無理だもん、となってしまいます。いっそのこと親がびっくりするくらいの点になるような応用問題ばかり出した方が子供の為になるんじゃないだろうか…。勉強以外の事で一心不乱になれる事があったり、勉強での評価が自己否定に繋がらない子は全く関係ないと思います、念のため。

5人に1人受験する

はなくんの周りにはそんなにいない様子なのでちょっとピンと来ませんでした。地域によってはそんなに少ないの?と感じる人もいそうです。

小学生で受験勉強というのは成長過程で脳みそを使うためか、得た知識を大人になっても結構覚えていて、それは色々なところでハハを助けてくれました。適性は確かに持っていれば有利に働きそうですが、なくとも、勉強したことが人生で無駄になることは絶対無いので、トライする価値はあるのかなと思っています。

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